語順訳と音読がなぜ有効なのか
このブログを読んでも、英語力がなぜつくかがよくわからないと思われているでしょうね。
こればかりは、実際に音読を徹底したり、語順訳を実践したりしないと実感できないかもしれません。
しかし、はっきりと言えることはあります。
完了形がわからない、関係代名詞がわからないという前に、主語、述語動詞、目的語といった文の要素や英文の語順感覚を身につけていないと先細りになります。
どのような英文もこれらの土台の上に聳える山です。
海辺で砂山を作る時、土台をしっかりと叩きつけて硬くしますよね。その上にまた砂を乗せていきます。
そうしないとすぐ崩れてしまいます。
いろいろな文法事項をただ覚えるだけでは身に付きません。
文の要素を見つけたり、文全体を見渡せたりする語順感覚が十分に備わっていないと、日本語の説明だけが目に入ります。
日本語の説明をわかろうとする前に、英文を音読し語順訳し意味をつかみ、また音読してごらんなさい。複雑な文に見えていたものがぐんと近寄ってきます。文の要素と語順が見えてきます。
このブログで書き続けてきた音読と語順訳をやり続ければまず、それが実現します。そうすれば文法としての新しい内容にも親近感が湧くことになります。
文の要素を見つける感覚と語順感覚を身につけることで文法がとても身近に感じるようになるでしょう。
書かれた文を見ているとSVOと配列されているだけです。
しかしS→V→Oと順々につながっていく感覚を体験することが大事なのです。