~落ちこぼれる子や英語嫌いをなくすためには、まず本当の英語体験をさせること~
英語学習法『コア式語順訳』の意義
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大阪府内の中学校の先生方に『コア式語順訳』講座を開催
私たちコアライブラリー協会は、38年間、英語学習を企業として行ってまいりました。年々、中学生・高校生の学力が低下する昨今、少しでも私たちのノウハウを役立てていただければと思い、2010年夏に大阪府内の中学校の先生方を対象に、『コア式語順訳』の講座を開催しました。
12名の先生方が参加され、関心をお持ちいただきましたが、同時に個々の先生の努力だけではなかなか授業スタイルを変えることが難しい学校の状況などもお聞きしました。
「自然な英語をとにかく訳してゆく」学習法で、英語の構文をつかむ
私たちの学習法は、中学生・高校生を対象に(学校の教科書対策などはごくわずかにして)、多くの時間を音読と「語順訳」に費やすことで生徒たちの英語力を伸ばしてきたと自負しております。
従来行われてきた学習法、「易しいものから次第に難しいものへ」という考えにのっとる指導は、もちろん大切でしょう。しかしその一方で、「自然な英語をとにかく訳してゆく」という学習法で、英文を一語一語前から順に訳し、慣れてきた段階でフレーズ訳へと進むと、英語の「文の要素」「品詞の働き」、「五文型」を中心とした英語の構文という一番基礎の部分への理解が深まります。文法そのものが理解しやすくなるのです。(新指導要領でも強調されているところであります。)
この方法を中学以後もずっと続けると、英語話者が話す順に意味を汲み取り、また自分が英語を話す場面では、語順が自然に決まるようになる。実際にここまでの力をつける生徒たちを輩出してきました。
英語力=知識力という考えが、英語力がつく機会を遠ざけている
日本における英語学習の方法論は、かつてのような文法中心・読み書き中心の時代であっても、また今日のように会話文の実践的練習を中心に異文化理解を謳っていても、高校入試、大学入試では「知識」を問う形で実力が測られています。
生徒の学習意識も、学校、塾等の授業においても、種々のテスト対応が第一に考慮されています。
そこでは本来「英語」も日本語と同じ言葉であること、本質的な意味でのコミュニケーションや、自己表現としての役割を果たしていることが無視されているのではないでしょうか。いわば英語力=知識力という考えが、逆に生徒たちに本格的な英語力が身につくチャンスを遠ざけているのではないでしょうか。
ポイントは「日本語と英語の違いをいつも意識させる」こと
こう申し上げると、「単語も知らない上に難しいものを与えると余計混乱するのでは?」という疑問が湧くかもしれません。コアでは、小学4年生でもさまざまな時制や関係代名詞が入った文を、簡単なルールを覚えることで訳して意味を取ることができています。ポイントは「日本語と英語の違いをいつも意識させる」ことにあります。
もしも実験的にでも、この方法で指導されれば、子供たちの可能性にあらためて驚かれるに違いありません。すべての生徒が同様になるとは申しませんが、「その生徒なりに英語に正面から向き合う方法論」ですから、持っている能力を最大限に引き出すことができるはずだと思っています。
英語嫌いを多数生み出している今の状況とは
“できる”生徒以外は、“わかりが悪い”と見なされるために、塾の教材を見てもますます平易で、密度の薄い指導がなされ、簡単であるがゆえにかえって、英語の核をつかみきれない状況を作り出しているように思えるのですが、どうでしょうか?
そのような大枠の中では、いかに生徒たちが楽しく、合理的に学ぶ工夫がなされても、一部の“能力ある”生徒が伸びるだけで、結局はたくさんの英語嫌いを生み出している現実は変わらないのではないかと思います。
いかなる授業の工夫があっても、また発達心理学をはじめさまざまな学問的裏付けがあっても、英語に対して、「言葉」「表現」という正面から立ち向かう方法を講じない限り、結局は、ある側面からのみの子供の能力評価からまぬがれないのではないでしょうか。
子供たちに、まず本当の英語体験を
私たちの語順で訳す学習法は、一般的には高校や大学などである程度の実力を得た後に行われます。あるいは同時通訳の方法をゆるやかに学ぶ方法ともいえます。
しかし、子供たちが英語に触れる導入期にこそ、本当の英語体験をさせるべきではないでしょうか。何事も、まず本物に触れて、その全体イメージをつかむことが出発点とされるように。
それができるようにした学習法が『コア式語順訳』なのです。
いつでもどこでもご説明に伺います
お話を聞いていただく機会を設けていただければ、喜んでまいります。
教育に関わる情報は、これからはどんどんシェアしてゆく時代だと思います。
英語嫌いの子、英語が苦手な子を、英語が好きな子どもへと伸びるチャンスを与えるために。
ぜひ『コア式語順訳』をご検討ください!
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