4)英作文
英作文もいろいろな問題にたくさん当たった方がいいですね。そして、一つの文が完成したら、その文の疑問文やその答え、あるいは否定文なども作りましょう。そうして、英語のいろいろな文の形に早くから慣れた方がいいと思います。
私たちの英作文の作り方の注意事項は以下のとおりです。
問題の日本語文をなんとなく見て答えようとしない。
まず、日本語文の中に動詞を見つけましょう。見つけたら、英語ではその前には主語が
来るのでそれを見つける。主語→述語動詞。これが英語の基本型になります。
しかし、日本語の述語は動詞とは限らない。
「この花は美しい」。「その話は本当?」。文の最後に〈です(か)〉を加えても不自然で
なければbe動詞があてはまります。
前置詞句は修飾する語句(〇〇)をその前に置く。
〇〇 at (on, in) 〜 の構図を確認する。There is a book on the table.
英作文は語順が決め手。語の配置感覚に、語順訳と音読で慣れておこう。
英語の語順(主語→述語動詞→目的語→前置詞句など)を思い浮かべて並べる。
英文ができたら、それらしく読んでみよう。答えがあっていたら終わり、ではありませ
ん。必ず音読し、自分の言葉にしよう。
文の要素と呼ばれているものを確認しておきましょう。
主語:する人(もの)のこと。日本語では「は」や「が」がつくものに該当する場合が多い。
動詞:主語が「どんな動作をするか」または「どのような状態か」を述べる言葉。日本
語の「〜する」「〜です」などのあたります。
目的語:動作の対象となる人(もの)。動詞の後に来る。「〜を」「〜に」がつく。
補語: 動詞の後にきて主語の状態を説明する言葉。(主格補語)
目的語の後にきて目的語の状態を説明する言葉。(目的格補語)
You speak English. あなたは / 英語を / 話します。
The boy became a great artist. その少年は偉大な芸術家になった。
I heard a dog barking. 私は犬がほえているのを聞いた。(barkingしているのはa dog)
このように説明されたり、例文を示されたりしても、なんとなくわかった気にはなって
も、「わかった」とはなかなか言えないですよね。
だからこそ、語順訳を通して間違えたり、迷ったりしながらすこしずつわかっていくし
かありません。
まとめ
語順訳やその文の音読を必ず行い、語順感覚を養っておく。
課題文の背景を思い浮かべる。どういう場面での言葉なのかを理解する。
動詞を見つけ、主語を確定する。
出来上がった英作文をかならず音読し、すらすら読めるようにする。
以上、英作文でのヒントでした。
(つづく)