たとえば次のような文章の音読に挑戦してみませんか。
もちろん見本の音声があるものとします。
One day, when the Little Red Hen was scratching in the garden,
she found a grain of wheat.
“This wheat should be planted,” said the Little Red Hen.
“Who will plant this grain of wheat?”
このように続いていきます。歌の部分も入れると全部で67行。
子ども向きのやさしい物語なので、繰り返しが多いです。
単語数は90語余りでできています。
見本音声を聞いて全体を真似していくのですが、初めからちゃんと聞き取って上手に真似をするのは大変です。ですから、全体を練習する一方で部分練習をしたほうがいいですね。
意味の塊やフレーズで切って、そこだけを真似してみます。単語を読むのさえたどたどしいという人は、自分で単語ごとの練習をしておいてください。
そうして全体がスラスラと言えるようにしていくのですが、中途半端はダメです。適当に音読しておしまいでは意味がありません。そもそも、スラスラ言えたからと言って、それで英語力がつくわけはない、そう考えていませんか? いいえ、つくのです。でも条件があります。音読の質が上がり、上手に言えるようになると気持ちよく感じる段階があります。まるで、物語の語り手になって語っているかのような水準です。音読することが気持ちいいという段階、そこを目指しましょう。その時には、文章の多くが自然と暗記できているでしょう。文章があなたの心に触れているはずです。そう、無味乾燥な文法例文や単純な会話文を覚えるのと異なり、言葉があなたの心に届いた瞬間に出会うはずです。そこが出発点なのです。
心に触れた文章をたくさん音読すると、あなたの中に英文のイメージが生まれます。目には見えませんが、英語というのはこんな感じなのだという感覚です。それが文法理解や英作文を作るときに活躍してくれます。
さて、とはいえ、一人で音読し続けるのは大変。途中で虚しく感じるかもしれないし、自分の発音があっているのかどうかがわからないと、ついいい加減で終わりがち。
そこで私たちがお手伝いします。英語力ゼロなんて気にしないで新たな挑戦を!
部分練習、全体練習などをお手伝いするサイトがあります。
Instagramのeieigo5に是非お立ち寄りください。
Podcastもあります。「ヤッホー英語音読」へどうぞ。