前回はNEW CROWN 1でやりましたので、今回は NEW HORIZON 1からUnit9のThink Globally, Act Locally の中のStory1を取り上げます
Look at this picture. This is Lily Smith. She’s my cousin. She works as a doctor in
different countries. She always wants to help people in need. Now she’s working at a small
hospital in Kenya. She helps sick people there every day. It’s sometimes difficult, but she
tries to do her best. I want to be like her. I’m not sure about my future job, but I want to
help others, too.
look at〜 〜を見る/picture 写真/cousin いとこ(ouの発音に注意[∧])
works原形はwork 働く。主語が三人称単数で時制が現在なのでsがついています)
different さまざまの、別々の/countries countryの複数形。国/always いつも。
alの発音に注意[ˈɔːl]。smallのallも同じ/in need 困っている/hospital 病院/
sick 病気の/sometimes ときどき。/difficult 困難な/try to〜 〜しようと
試みる/do her best 最善を尽くす=do one’s best/like〜 〜と同じように、〜のように
sure 確実な、はっきりわかる/future 将来の/job 仕事
解説中の赤字部分は英語の述語動詞部分を指します。
Look at this picture.
Look at〜 〜を見てください。動詞が文の最初に来ていますので命令文。
this picture この写真→このを見てください。この写真を見てください。
「これを見てください、写真」ではありません。thisのすぐ後に
名詞のpictureが来ていますので、形容詞の働きをしています。
「この写真」となります。
This is Lily Smith.
This この人、こちら。このThisは代名詞です。
is です(である)。→この方はです
Lily Smith リリー・スミス→この方はリリー・スミスです
この方はリリー・スミスといいます。
She’s my cousin.
She’s She’s‥=She is‥ 彼女は‥です。
my cousin myは「私の」人称代名詞の所有格で、この後には名詞がきま
すからつなげて訳しましょう。
私のいとこ→彼女は私のいとこです。
She works as a doctor in different countries.
She 彼女は
works 働く、勤務につく→彼女は勤務につきます
as〜 〜として→彼女は〜として勤務につきます
a doctor このaは訳さないでおきます。医師
彼女は医師として勤務につきます
in〜 〜で →彼女は医師として〜で勤務につきます
different さまざまな→彼女は医師としてさまざまな・で勤務につきます
countries 国々 →彼女は医師としてさまざまな国で勤務につきます
differentは形容詞なので次のcountriesと一緒に訳せるように
しましょう。
She always wants to help people in need.
She always 彼女はいつも
wants wantsの原形はwant
望んでいる 彼女はいつも望んでいます。
to help to+動詞の原形(〜)は「不定詞」→ここでは、「〜することを」
と訳します。
彼女はいつも助けることを望んでいます
people 人々 彼女はいつも人々を助けることを望んでいます
in need 困っている
→彼女はいつも困っている人々を助けることを望んでいます。
Now she’s working at a small hospital in Kenya.
Now 今は
she’s working she’s=she is 彼女は働いています
→今、彼女は働いています
at〜 〜で 彼女は〜で働いています
→今、彼女は〜で働いています
a small hospital ここのaも訳さないでおきます。aの後ろには数えられる名詞、
ここでは small hospital 小さな病院、が続いています。
→今、彼女は小さな病院で働いています
in Kenya ケニアの →今、彼女はケニアの小さな病院で働いています。
She helps sick people there every day.
She helps 彼女は助けます helps→原形はhelp
sick 病気の →彼女は病気の・助けます
people 人々 →彼女は病気の人々を助けます。
there そこで(=at the small hospital in Kenya)
彼女は病気の人々をそこで助けます
every day 毎日 →彼女は病気の人々をそこで毎日助けます
It’s sometimes difficult, but she tries to do her best.
It‘s It’s=It is それはです
Itは「病気の人々を助ける仕事」を指しています。
つまり、To help sick people there every day.
sometimes ときどき、時には
→それは時には・です
difficult, 困難な →それは時には困難なです→困難です
but she しかし彼女は →それは時には困難です、しかし彼女は
tries to tries ‥→try to‥ ‥しようと努力する
しかし彼女は‥しようと努力します
do her best do one’s best=最善を尽くす →最善を尽くそうと努力します
I want to be like her.
I want 私は望みます
to be‥ ‥になること →私は‥になることを望みます
like〜 〜のように →私は〜のようになることを望みます
her 私は彼女のようになることを望みます(望んでいます)
I’m not sure about my future job, but I want to help others, too.
I’m not ‥ I’m=I am 私はです、そこにnotがついているので
私は‥でない
sure about〜 〜について確信して
be(am)+sure+aboutで、〜について確信している
→私は〜について確信していない
my 私の →私は私の・について確信していない
future 将来の →私は私の将来の・について確信していない
job 仕事 →私は私の将来の仕事について確信していない
but I want しかし私は・したい
to help 助けること →しかし私は助けることをしたい
others, 他の人々 →しかし私は他の人々を助けたい
too もまた →しかし私もまた他の人々を助けたい
othersの後に‘,’があるので、「他の人々も助けたい」ではなく
「私もまた」となります。
どうでしたか?少しは語順訳の感じがつかめたでしょうか。
英文を全部見てから、日本語の文にするのではなく、語順に沿い、そのつど意味をたどっていけるようになると、将来、長文を速読しなければならない場合に出会っても大丈夫です。
まずは一語一語の訳の段階に続いて、語句のまとまりごとに訳せることを目指しましょう。
音読を欠かさずしていけば、だんだんと言葉の区切りが見えてくるようになります。言葉の区切りと文の要素(主語、述語動詞、目的語、補語など)が重なって見えてくるでしょう。文をその要素の集まりとして見ることができるようになれば、一文まとめて訳せるようになります。
そのためには見本の音声をよく聞き、そのリズムやイントネーションを注意深く聞き取り、真似をしましょう。カタカナ読みでたどたどしく読んでいてはだめです。必ず滑らかに、できれば、誰かにその文を伝えようとするような気持ちを持って音読するように努力しましょう。音読が上手になれば、必ず英文の姿が見えてきます。もちろん、総合力をつけるためには覚える単語の量を増やさないといけません。
単語を正しく読めること。知っている単語の数を増やすこと。必ず語順訳で意味をつかむこと。そしてスラスラ言えるまで音読すること。そうすれば、必ず英語力はつきます。
実績約40余年のコア英語教室は、音声と独自の語順訳を柱に「日英の差異」をしっかり認識させる<コア式英語教育法>で、英語がわかる・使える小学 生・中学生・高校生を育ててきました。大学受験や英語論文も余裕の英語力、その秘密を公開!