〜英語の基礎力をつけるための語順和訳と音読〜
‘Power Your Future’ その5 最終回
Is there anything you can do for a sustainable energy future?
Is there ありますか?
anything 何かがありますか?
you can do あなたがするできる→あなたができる
→ あなたができる何かがありますか?
for a sustainable energy future? 持続可能エネルギーの将来のために
→ 持続可能エネルギーの将来のためにあなたができる
何かがありますか?
As a consumer, you can decide how much electricity you use.
As a consumer 消費者として
you can decide あなたは決定することができる
→ 消費者として、あなたは決定することができる
how much electricity どれほどの電気量
消費者として、あなたはどれほどの電気量・あなたは
決定することができる
you use あなたが使う
→ 消費者として、あなたはどれほどの電気量をあなた
が使うかを決定することができる
You can also decide what kind of energy you want to use.
You can also decide あなたはまた決定することもできる
what kind of energy どんな種類のエネルギー
→ あなたはまたどんな種類のエネルギー・決定する
こともできる
you want to use あなたが使うことを望む
→ あなたはまたどんな種類のエネルギーをあなたが
使うことを望むかを決定することもできる
You may even be an inventor, like Reyhan.
You may even be あなたは・にさえなるかもしれない
an inventor, like Reyhan. 発明家、レイハンのように
→ あなたは発明家にさえなるかもしれない、レイハン
のように。
Your actions are important.
Your actions あなたの行動
are important 重要になる
→ あなたの行動が重要になる
What can you do to make your energy future brighter?
What can you do あなたは何ができるか?
to make your energy future brighter? to makeは不定詞 〜するために
→あなたのエネルギーの将来をより明るくするために
あなたは何ができるか?
注意! この語順訳では、意味がつかみさえすれば良いわけではありません。英文に出てくるどのような単語もおろそかにしないで日本語にしていくことが肝心です。ですから、主語や人称代名詞は日本語としてわずらわしくても必ず訳します。この訳からそれらを抜かして、「(あなたの)エネルギーの将来をより明るくするために、(あなたは)何ができるか?」と( )を省くようなことはしないように気をつけましょう。
ofについて
前置詞(in, on, with, from‥)が出てきたとき、〜に、〜と、〜から、などと訳し、「〜には前置詞の後の言葉を入れる」などと説明してきましたが、ofは微妙で、必ずしも後ろからの訳がいいとは限らない場合があります。この作品の後半の段落でもたくさん使われています。
These are examples of “renewable energy”. 再生可能エネルギーの例
forty percent of its electricity その電力のうちの40%
One quarter of the electricity 電力の4分の1
one of those people. そのような人々の一人
a large amount of energy とてもたくさんの量のエネルギー
only 7 liters of rainwater たった7リットルの雨水
what kind of energy どんな種類のエネルギー
前半は「〜」には後にくる言葉を入れる、と言うルールが当てはまります。
また後半のような使い方には、例えば次のような慣用句があります。
a cup of 〜(カップ1杯の〜)、 a piece of 〜(ひとかけらの〜)など。
前後を入れ替えても良い場合がありますので、意味が通る自然な方を選べばいいのですが、まずは文章としてスラスラ音読できることを目指し、その上で例文として覚えてしまいましょう。そのときはいちいち日本語に訳すことなく、英文の前から順に直接意味をくみ取れるようになっているはずです。
最後に書いておきたいことがあります。
英語についての学び始めた時、まずスラスラ読めなくては話になりません。
読めるようになれば、次は文の意味の確認。
でも、単語の日本語をつないではだめです。
また大まかな意味で終わらせたり、翻訳したりしてもいけません。
どんな一語もおろそかにしない、省略しない
どんな語も必要だから、そこにある
意味がわかれば、文の仕組み(主に主語、述語動詞、目的語など)に目を向けよう。
文の仕組みがすぐわかるようになるには時間がかる。
そこで問題集をやるのではなく、わかるまでまた音読を繰り返そう。
見本の音声に忠実に。その後は、自分が語り手になったつもりで。
ただのマネ音読ができたら、自分の表現を試みよう!
そのためにも、目の前に聞き手がいると思って読んでみよう。
うまくいったら、きっとカイカーンと叫びたくなるはず。
なぜなら、そのとき言葉は君のものになっているから。
文法がまだ十分にわからない時でも音読はできる。
運動クラブで基礎練習をするのと同じ。
やった分だけ上手になるのも同じ。
どんな人でも、できる!
意味をつかんだ後の徹底した音読は、10冊の問題集をこなすより効果がある!