小・中学生の英語学習と物語

英語学習というと、英会話の練習(簡単な場面設定による)が定番。教科書の多くはそのようになっていて、文科省が唱える使える英語=英会話という解釈から来ていると思われます。疑問文があり、その答えがある、という形で会話を進行せざるをえませんから、教室でも誰かと組んでの練習をするのだと考えられます。中学では通常の叙述文は、教科書の最後近くになって掲載されます。1年間の総まとめですから、ある程度の文法事項を習ったということが前提になり、それまでよりも内容に充実感がでてきます。つまり、英語の文章に本物らしさが生まれます。

会話の練習では上手に言うことよりも、その会話のパターンを理解し、暗記することが求められるでしょう。練習問題では、穴埋め問題や整序問題が主なものとなります。説明を受けた文法内容を念頭に、会話文のバリエーションを理解しているかどうかを問われます。

さて、このような授業形式で生徒の英語力が上がって来ているのかというと、そんなことはないのです。

英検などを受ける人数や合格数は多少上がったかもしれませんが、英語学習をパターン学習と取り違えた生徒は、後々学力を伸ばすことは期待できません。英語と日本語の違いをきちんとわきまえて、英語の特徴をしっかりと押さえないと、幾つかの英文を口にすることはできても、英語がわかったというようにはなりえないのが現状ではないでしょうか。40年以上の英語教育の現場での子供達の状況を判断すると、初歩的なことがわかっていない生徒の数が増えてきているように思われます。

このように、現状を書いてみたのにはわけがあります。

私たちコア英語教室では、別の道筋で英語の世界に入っていきます。パターンではなくて、本物の英語に最初から触れる、というのがそれです。本物に触れるということは、学校で習う易しいものから難しいものへという順序ではなく、学習する子供達にとって自然な内容が自然な英語で語られているものを指します。

そしてその一番ふさわしいものが物語になります。学校ではずっと後になって習うような文の形式であっても、その物語を表現する自然な英語は学習するものの心を惹きつけます。最初から英語のいろいろな表現に出会い、音読し意味をつかみ、そしてまた音読します。どんなに難しい文であっても、音読の力は、読む練習を重ねるごとに上達します。物語の内容に支えられて意味を理解した文章を音読するのですから、単なる真似ごと以上に英語に接近することができるのです。文法事項もいろいろなものに出会いますから、文法から見た英語の全体像を感覚的につかんでいくのです。

物語という文章表現物は、なによりもリアリティがあり、学習するものにとってどの表現の言葉も生き生きとしたものとして入ってきます。易しいも難しいもないのです。
こうした印象深い体験をしながら、ルールに従って「自分で」英文を訳してゆく練習をすれば、教科書の最後の文章だって学年の最初に取り上げることができます。英語を学ぶときに一番大切なことは、学習する教科書の一番生き生きとした表現を最初にすることだと考えています。

今夏から始めました小学生用物語教材の通信販売は、このようなコア式の学習に慣れて中学校へ進学してもらおうと考えてのことです。お近くにコア英語教室がなくても、親子で英語の物語教材を学んでいただく。教材だけの販売ではなく、使用中の疑問やご質問にもお答えしながら、英語のダイナミックな学びを体験していただこうというものです。お母さんとお子さんが物語を挟んで行う学びの場は、集団授業にはない特徴があります。日々の成長を英語だけではなく、日本語の成長、心の成長とともに見つめながら、今日の学習の対応を取れるということです。平均的に求められる学習ではなく、一人一人のお子様の成長や感性を汲み取っての学習こそが、学習効果を引き上げてくれることでしょう。


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