大学生でTOEIC700点。今970点、新たな国際資格を

渡部 猛さん(都内の投信会社勤務)

渡部 猛さん(都内の投信会社勤務)

大学生でTOEIC700点、
 2年間のロンドン勤務を経て
 現在は970点、目標は新たな国際資格。

社会人になっても英語をトレーニング

もともと国際的な仕事に興味があり、お客様から預かったお金を外国資産で運用したりする会社に就職した経緯もあって、社会人になっても英会話の個人レッスンや毎年のTOEICの受験を続けていました。その結果、大学生の時は700点くらいだったTOEICの点数が、当時890点に上がっていました。それが評価されたのか、入社7年目から2年間、ファンド管理や債券売買などの業務を行いながら学ぶトレーニーとしてロンドンに派遣されました。

コアのリスニングと音読で身についた基礎

私と英語の出会いは小学5年生でコアの「北浦和教室」に入ったときです。小学生の頃は、「とにかく何度もテープを聴いて覚えなさい」と言われて聴きましたが、今でもたまに当時覚えたフレーズを思い出します。

中・高校生の頃も英語で難しさを感じたことはなく、大学受験でも他の苦手科目に勉強時間を割けたと思います。現役のときのセンター試験の英語はほぼ満点でした。一橋大学に進学しましたが、慶応のSFCなど一部の大学受験では大量の文章を読ませるので、小さい頃からたくさんの英語と接するコアの勉強方法でなければ対応できなかったのではないかと思います。

コアの学びの良いところは、何といってもリスニングを重視すること。そして音読。どちらも日本の英語教育で軽視されています。コアで学んで「聞く」、「声に出す」が大事であると体感できました。

書く、聞く、話すが学校英語の弱点

今から思えば、学校英語というのは、文法などの論理性を重視し過ぎた試験のための科目になっており、英「文法」しか身につかないようなイメージを持っています。日本人は国語の文法の知識なしでも日本語を話せるわけですから、極論すれば文法の知識がなくても、英語力はつくような気がします。

英語力という言葉を、読む、書く、聞く、話す4つの能力とすれば、中高6年間の学校英語をほぼ完璧に習得しても、4つの能力のうち、読む力が少々、残りの書く、聞く、話すは、ほとんど上達しない。中高6年、非常にもったいない時間の使い方だと思います。

欧米流と日本式の意思疎通の潤滑剤役に

ロンドンでの2年間は、さまざまなことを体験できました。オフィスはシティと呼ばれる世界の金融の中心地にあり、会社は小所帯だったのですぐになじむことができました。仕事で意識したのは、少しでも役に立ちたいと思い、東京とロンドン間の意思疎通の潤滑剤になろうと努力したことです。現地の人に対して東京本社の日本的なものの考え方を説明したり、東京に対しては欧米流の良く言えば要点を絞って合理的、悪く言えば大雑把で間違いが多い仕事の進め方について理解を求めたりしました。

ロンドンで感じた経済成熟後の日本のあり方

英国の古いものを大切にする精神、きれいに管理された公園、子どもに対する寛容さなど、ロンドンの素敵な部分を満喫した一方で、日本の良い部分も再認識しました。

ロンドンオフィスは帰りが早く、6時くらいには皆が仕事を終えます。英国人は仕事もしますが、何より家庭生活を大切にしている人が多いと感じました。日本もだんだんと経済が成熟していく中で、仕事重視から家庭重視の社会になっていくのではないでしょうか。成熟経済では実質賃金が上がりにくいので、生活の質を向上させていためには、労働時間を短縮するとか、中身の濃い仕事をしてあとは余暇に回すとか、金銭的ではない部分で豊かさを見出していくことになると思います。

TOEIC970点取得、国際資格を目指す今

また、移民が多いロンドンで自分も外国人の一人として生活してみて心底感心したのは、英国人のよそ者を受け入れる寛容さ、忍耐強さです。文化や宗教など、どんなに価値観が違っていても、一定の社会ルールを守れる人ならそこで自由に生活する権利があるという感覚があって、懐が深いな、日本の閉じた社会とはずいぶん違うと感じました。

ロンドンに滞在して1年半経った頃、TOEICを受けたんですが970点取れたときに、自分でも英語力がついたと実感できました。毎朝BBCニュースを聞きFinancial Timesを読みながら通勤したり、CFAという米国の証券アナリスト試験の勉強をしたりしていることも英語の訓練になっていると思います。将来、国際的な資格を取り、会社の国際化に貢献できるような仕事をしていきたいと思っています。